
株式会社イノベスト
Draw your mind
アイディアを引き出し、描こう

第0号 リーダーシップ・キャラバン2022の概要
目次:
1.リーダーシップ・キャラバンとは
2.活動内容
3.2022年度の様子
4.終わりに
皆さん、こんにちは!
リーダーシップ・キャラバン2022、レポーターのゆうり、いまりです。
私たち2人がレポーターとして観察したリーダーシップ・キャラバン2022の様子をレポートしていきます。
リーダーシップ・キャラバンとは
本シリーズを読んでいただくために、まず「リーダーシップ・キャラバン」についてご説明します。
「リーダーシップ・キャラバン」を一言で表すなら、
全国の全員発揮のリーダーシップ教育を担う教職員、学生、全員発揮のリーダーシップ教育にご賛同いただく企業が集まる、越境学習の場です。早稲田大学と株式会社イノベストが共催し、今年度で5回目の開催でした。
「リーダーシップ・キャラバン」のミッションには、
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リーダーシップ教育推進大学間のネットワーキング
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リーダーシップ教育に賛同する企業・組織と各大学の連携を強化すること
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学生の越境学習機会創出
主にこの3つが挙げられます。
活動内容
開催期間は3日間。
リーダーシップ教育を推進している各大学から集まったリーダーシップ科目修了学生が、他大学の学生と混成チームを作り、社会人サポーター、学生サポーターとともにプロジェクト活動を行います。
本会を通して、学生に実感してほしいことは、二つです。
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所属大学で培ってきた「自分のリーダーシップ」が他の場所でも活きるということ
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他大学の人と共同作業することや、互いにフィードバックを交換することで、所属大学では見つけられなかった自分の強みや伸ばせる部分が見えてくるということ
また、ここでいう「リーダーシップ」は早稲田大学の日向野幹也教授が提唱する「全員発揮のリーダーシップ」です。これは権限・役職・カリスマ性を前提とせず、複数の人がリーダーシップを発揮するのは自然であり、開発・習得可能であると想定されたリーダーシップのあり方を指します。
キャラバンに参加する学生の多くは、全員発揮のリーダーシップをそれぞれの所属大学で学んだ経験がある学生ですが、他大学の学生との出会いがカギとなり、上記二つのことを実感できる機会となることが期待されます。
また、教材設計や当日の進行・運営は、「学生運営」を中心とした運営チームで行うため、担当者にとっても新たな学びの場になっています。
さて少し余談ですが、ここで本記事を書いている私たちについて自己紹介します。
今年で5回目の実施となったキャラバンですが、毎回新たな役割が増えていく中で今回初めて「レポーター」という役割ができました。
学生参加者や学生サポーター・社会人サポーター、学生運営とは異なる第三の立場から「リーダーシップ・キャラバン2022」を観察しましたので、その様子をレポートいたします。私たちの簡単な紹介を以下に記載いたします。
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いまり
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大学4年・イノベストインターンシップ生
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所属大学でリーダーシップ科目の学生アシスタントを経験(授業のファシリテーターや設計支援に関わる)
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キャラバンとの関わり:学生参加→学生運営→レポーター
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ゆうり
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大学3年・イノベストインターンシップ生
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所属大学でリーダーシップ科目の学生アシスタントを経験(授業のファシリテーターや設計支援に関わる)
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キャラバンとの関わり:学生運営→学生運営→レポーター
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2022年度の様子
今年度は、合計16大学から参加した62名の学生が全9チームに分かれて活動しました。さらに各チームにそれぞれ社会人サポーターと学生サポーターが1名ずつ参加しました。
2022年度 スケジュール
大まかな流れは上図の通りです。
チームビルディングを通じて互いを知り、徐々に関係を深め始めたところで、学生はプロジェクトワークに入っていきます。
今年のプロジェクト課題は、
「実現したときに思わず涙がでてしまうほどうれしい
メンバーが抱える問題を改善する起業プランを提案してください」
アイデア出しを促進するために運営が設定した問いをきっかけに、チーム内で様々な本音が共有され、提案テーマの原石となりました。その後、問題の本質を見つけ出し、解決策を考え、プランの具体化・完成へと、学生は進んでいきました。
そして2日目の昼過ぎには全てのチームが時間内に提案を完成させ、無事に予選を迎えることができました。ただし、発表の本選へ進めるのは9チームの内、3チームのみ。予選も本選も、どちらも接戦で、全9チームが素晴らしいプレゼンを行うことができたプロジェクト活動となりました。
プレゼンが終了しても、キャラバンは終わりません。最後に、大切な振り返りが行われました。
出来事の振り返りから日常に活かせる教訓を引き出したり、互いにフィードバックを送り合いながら、学びを抽出する時間です。
キャラバンでは、「経験学習サイクル」を回すことが大切にされています。
「経験学習サイクル」とは、具体的経験の振り返りを通じて、別の機会で活かせる教訓を得ること、その教訓を別の機会で実際に試し、新たな具体的経験をすることを繰り返していくことを指します。
このサイクルはキャラバンの中で回すことはもちろんですが、キャラバン終了後に「日常」へ戻った際も学生自身でこのサイクルを回していけることが理想です。
終わりに
リーダーシップ・キャラバン2022、学生運営が定めたキャラバンの目標は、こちらです。
リーダーシップの再発見と新発見
〜「違い」から学ぶ3日間 〜
プロジェクトに全力で取り組み、その活動を振り返ることで、これまで忘れていた自分を「再発見」したり、新しい自分を「新発見」する。
それらの発見は、きっと新たな学びの獲得に繋がっているはずです。
次回以降のレポートでは、私たちが発見した印象的なシーンをお届けします。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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